子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)

子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で、HPVワクチンを3回接種することによって予防が可能です。  
HPVは高リスク型と低リスク型の2種類に分類されるようになりました。
・高リスク型のHPVには、有名な16型や18型の他に、13種類程あるといわれています。
・低リスク型HPVには、有名な6型や11型の他に、9種類程あるといわれています。
低リスク型HPVに感染すると、尖圭コンジローマという良性のイボを形成することがあります。



HPVワクチンについて日本でのHPVワクチンは、これまでは2価(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)が接種されてきましたが、2021年2月24日に9価ワクチン(シルガード9) が販売開始となりました。
日本では、現在、定期接種(無料)はサーバリックスとガーダシルのみとなっており、シルガード9は任意接種(自費)となります。
2価、4価のHPVワクチンでは65%程度の子宮頚がんが予防でき、9価のHPVワクチンでは90%以上の子宮頚がんを予防できます。

HPVワクチンに含まれるウイルスの型

ワクチンはすでにHPVに感染している細胞からHPVを排除する効果はありません。
初めて性交渉を経験する前に接種することが最も有効とされていますが、新しい感染を予防するという前提において、過去に性行為の経験がある方にもワクチン接種は有効とされています。
★子宮頸がん予防ワクチン接種をご希望の方は、前日までにご予約ください。

子宮頸がんワクチンについて ・定期(無料)接種の対象年齢:小学校6年生~高校1年生までの女児
・定期接種対象となるワクチン:ガーダシル(4価)・サーバリックス(2価)
・接種回数:3回
当院でも、子宮頸がんワクチンを接種する方が増えてきています。
定期接種の方は、予診票を準備されてからご来院ください。予診票が無い場合は保健所へ連絡し、お取り寄せください。

シルガード9について ・接種対象年齢:9歳以上の女児
・接種回数:3回
・当院の接種価格:26,500円(自費・1回につき)
・「ガーダシル」や「サーバリックス」を接種中の方は、途中から「シルガード9」への変更はできません。
ご希望があれば接種完了後に、更にシルガード9を接種することは可能です(自費)。
・シルガード9を接種する方は、ご来院時に「ワクチンQダイアリー」への登録が必要です。 情報収集のため、全例登録が必要となっております。※この登録をしないと摂取することはできません。 ワクチンQダイアリーについて(PDF) ワクチンQダイアリー(登録ページ)

副反応について

シルガード9だけに関わらず、予防接種には副反応が起こることがあります。予診票の説明事項をしっかりとお読みください。
ご不明な事がある場合は、必ず医師にご相談ください。
(参考)子宮頸がんワクチン予診票(ガーダシル)

子宮頸がんワクチンの救済接種(キャッチアップ接種)について

厚生労働省は2022年4月から再開される子宮頸がんワクチン接種を積極的に勧める方針を決めました。
それに合わせて、HPVワクチンの積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、キャッチアップ接種も開始されます。
現在、公費(原則無料)で接種が可能なのは小学校6年生から高校1年生相当までの女性が対象ですが、今後は、1997年度生まれから2005年度生まれまでの9学年全ての女性を対象に2022年4月から25年3月までの3年間で実施するとしました。
子宮頸がんワクチンの接種機会を様々な理由で逃していた方々は是非この機会に接種をご検討ください。

子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために(参考サイト)

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